いま、コレを考えています

日々の生活を本や映画と絡めて

相手に不都合なことは先に伝えた方が受け入れられやすい

どうしてもこれだけはこうしてほしい……。付き合っていると、ときおり相手に伝えたいけど伝えていいものか迷うことってありませんか?

そんなことをポツリと仲良しの店主に話したら、「不都合なことは先に伝えた方がいいんだよ」というアドバイスが。

たとえば飲食店に行ったとき、最初に「2時間制なのでこのお席は○時までなんです」と言われるのと、会話が盛り上がっているときに「すみません、混雑時は2時間制でお会計をお願いします」と後から言われるのだったら、同じお店で同じ時間を過ごすにしても、前者の方が受け入れられやすく感じます。

といっても、あまり後者のお店はないような気がしますが……。

こんな風に、相手にとって不都合なことは先に伝えた方が、相手も納得してそれを選んでいるので、印象が良く映るそうです。

人間関係でも同じで、付き合ってみてここだけはこうしてほしいということがあれば、遠慮して我慢を積み重なるよりも、最初に伝えてしまった方がお互い納得しやすいですよね。

実際、私は最初に伝えなかった小さな不満がどんどん積み重なり、離婚にいたったというのもあります。

取り返しの付かなくなるくらいになる前に、小さなうちに相手にそっと伝える。大切な人と長く関係を続ける上で、些細なことだけど重要なことだよねと、話していた一日でした。

伝え方といえば、参考にしたのはこの本。数年前のベストセラー。伝えることって、何気なくしてるけど、意外と技術が必要なんだと気付かされます。

 

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『重力波とは何か』を読んで宇宙の始まりと終わりに思いを馳せる

私はセーラームーン世代なのもあり、惑星の名前は全て登場人物たちの名前ですんなり覚えた子ども時代。それをきっかけに漠然と宇宙ってなんかかっこいいなぁと思い始めました。中学生のときには理科の資料集の惑星のイメージ図が美しかったのもあり、中1のときの夏休みの理科の宿題では惑星の特徴や、当時わかっていた宇宙の始まりなどをまとめて提出していました。

最近では篠原ともえさんが「宙(そら)ガール」として活躍されていますが、なにかと気になる宇宙の存在。生きてる間に一度は行って見たい……とも思いつつ。

2016年には重力波の存在が明らかとなって話題になりましたが、ど文系の私には一体何が何だかさっぱりだった一連の報道。本屋でたまたま『重力波とは何か』の本を見つけ、ぱらぱらめくると新書なのにかわいい挿絵もあったのでわかりやすいかもと思い購入。

 重力波がなにかというと、引用するとこちら。

重い物体があると時空が歪む。その物体が動くと、歪みの変化が極めて微弱な波となって空間を伝わる。宇宙から伝わるその波、いわば「宇宙が奏でるメロディー」が「重力波」だ。重力波は、1916年にアインシュタインが存在を予言。彼の数々の予言のうち、最後まで残った宿題「重力波」が、100年後の2016年、ついに観測された。

わかりやすくいうと、何かモノを湖などにぽんっと落とした時に波ができるけど、それと同じということ。そして、波があるなら私たちの耳で音として聞こえそうとも思うけど、重力波の波はすっごく微弱なので特別な装置がないと捉えることができないのだそう。そしてその観測装置を作るのがまた大変! 

日本ではKAGRAと呼ばれる大型低温重力波望遠鏡が岐阜県の地下にあります。

gwcenter.icrr.u-tokyo.ac.jp

 

宇宙に関する内容は相対性理論など、正直わけがわかりません。でも、この観測された重力波を使えば、宇宙の「始まり」を知ることができる可能性を秘めているのだとか。そして、今宇宙は膨張を続けているけど、それを後押ししている謎のエネルギー「ダークエネルギー」はなんなのかがわかると、宇宙の「終わり」が見えてくるかもしれないとのこと。そのエネルギーについても、重力波の検知が鍵となるといいます。

正直、私は読んですべてを理解できたわけではありませんが、今宇宙に関する研究がどんな風に進んでいて、昨年話題になった重力波ってなんだったんだろうというとっかかりとして、大枠を知ることのできる一冊でした。

 

 

旅行で「見逃せない」トコロだけを見るのはもったいない

新しく行く旅行先や観光地では、どうしても見るものになるのはガイドブックなどに載っている外せない箇所ばかり。私は旅行が好きですが、結構それだけ見て満足してしまっている部分もあります。最近はinstagramで地名を入れて検索して、それでヒットした写真から「これ見てみよう」と決めることもありますが。

そんな旅行スタイルに反発するかのような旅行エッセイが宮田珠己さんの『日本全国津々うりゃうりゃ』。

 

日本全国津々うりゃうりゃ (幻冬舎文庫)
 

 宮田さんは旅とレジャーのエッセイを中心に執筆されている方ですが、その文体はゆるくてかなり独特。観光地に行ってもメジャーなものはあえて外し、自分の好きなもの(海の生物や大仏)を追求。水曜どうでしょうのエッセイ版のようなイメージが近いかもしれません。

このなかで日光東照宮へクラゲの彫刻を見にいくのですが、その情報は明治時代に日本を訪れたフランス人作家ピエール・ロチの『秋の日本』で書かれていたから。本当にそんなのあるの? と疑問に思うし、私が見た過去のガイドブックでクラゲがいるなんてことも書かれていなかったような。その真偽を確かめるべく宮田さんは日光東照宮へ行くわけですが、初日に見たときは見つからないわけです。ここに「見逃せない」の洗脳が……。

ガイドブックを見ると、東照宮では、陽明門、《三猿》、《眠り猫》、《鳴龍》などが「見逃せません」ということになっている。しかし、「見逃せません」には気をつけないといけない。なぜなら、「見逃せません」以外のものを見逃すからだ。「見逃せません」さえ押さえておけば、あとはざっと見ればいいと思ってしまうのである。

出典: 『日本全国津々うりゃうりゃ』

そう、まさにこれで! それだけ押さえればいいかとなってしまい、それを見ると全部知ったような気になってしまうのですよね……。それもそれで一つの旅の楽しみ方ではあると思うのですが、すでにいろんなところで見聞きしているから、新しい発見に乏しい。ときには、そうしたものではなく、別の箇所に目を向ける必要があるのかもと思わされた内容でした。

それにしても、日光東照宮にクラゲをはじめとするタコやヒトデなどの海の生物の彫刻が彫られていることには驚きました。

『生殖医療の衝撃』を読んで、性別の複雑さを知ったハナシ

今現在、自然な妊娠によって子どもができづらい場合、どんな選択肢があるのかと思い、手にとった『生殖医療の衝撃』。

 

生殖医療の衝撃 (講談社現代新書)

生殖医療の衝撃 (講談社現代新書)

 

体外受精卵子精子を振りかけ、授精することを待つもの。

顕微授精は精子卵子のなかに直接注入するもの。

これらの技術がどのように発展し、普及してきたのかに触れるとともに、精子バンクや卵子バンクの実情についても触れています。

中でも私が一番興味を覚えたのが、受精後、私たちはいかにして「女」と「男」の性別になるのかということ。そんなの見た目ですぐわかるでしょと思いがち。でも、必ずしも心と体の性別が一致していないということもあります。

本書によれば「性別」と一言で言っても、4つの分類があります。

●遺伝的性別

遺伝子(DNA)や染色体(46,XX、46XYなど)による性別

●性腺の性別

性腺として、卵巣を持つか、精巣を持つか

●みかけの性別

外陰部、外性器、内性器が、女性型か男性型か

●こころの性別

みずからの性別をどのように認識するか(アイデンティティ

私はこの本を読んで初めて知ったのですが、見た目が女性で、染色体検査をしたところ男性だったという事例が載っていました。これは体が男性ホルモンに正常に反応しなかったため、ペニスなどの男性外性器が形成されなかったそう。つまり、遺伝的性別は男性だけど、みかけの性別は女性ということもあるのだとか。この事例を考えると、みかけの性別ってかなり曖昧なことに。

当たり前と思っていることも実は当たり前じゃない。その視点に気づかされる一冊でした。

もう一つ、読んでいで初めて知ったのが以下。備忘録として。

体外受精に用いられる「卵子」は、子宮の持ち主の「卵子」である必要はない。通常、ヒトの免疫系は「非自己」の細胞を認識して、それを排除する機能を持っているが、生殖にはそうした免疫機能が働かない。なぜなら、生まれてくるこども自体がそもそも「非自己」であるからだ。受精卵を「非自己」として免疫系が排除していたら、妊娠・出産自体が成立しなくなる。

 

手土産やプレゼントの外さない選び方

友人の誕生日やちょっとしたお礼をしたいとき、あるいはホームパーティーに呼ばれたときなど、何かプレゼントや手土産を用意しようとするとき、「何をあげたらいいのか」「何を持って行ったらいいのか」は結構悩みがち。

相手の好きなものが明確にわかっているときは選びやすいのですが、そうでないことも少なくありません。

私は選ぶ際に必ず「相手の家族構成」と「相手の体調」に留意して選ぶようにしています。たとえば、特に相手が女性の場合に気をつけた方がよく、独身なのか既婚なのか、もしくは妊娠中か授乳中か、子育てが大変な時期なのかによって、選ぶものが変わります。もし子どもがいる場合はその家の家庭方針もあるので、喜ばれると思いがちなクッキーなどのお菓子なども、普段はあまりあげないようにしているなら避けた方が良いことも。

ホームパーティーの手土産の場合は、集まるメンバーにもよりますが、手にとって食べやすいもの、シェアしやすいもの、ホストが食事を用意してくれるならその邪魔にならなそうなものなどを考えます。

だけど、一番大切なのは自分の好みを押し付けるのではなく、あげる相手やそこにいる人たちが喜んでくれることのポイントを絞ることなのかなぁと思います。相手の笑顔が一番うれしいですしね!

手土産の情報は雑誌からもヒントを得ることが多く、眺めながら「これは〇〇さんにいいなぁ」とか日頃からストックしておくと楽ちんかも。

 

 

 

 

 

BRUTUS特別編集合本 日本一の「手みやげ」&「お取り寄せ」は、どれだ!? (マガジンハウスムック)

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犬山紙子さんの『私、子ども欲しいかもしれない。』を読んで

私は7年間結婚生活を続けていましたが、子どもを持つ選択をしませんでした。理由はいろいろあるけれども、一番大きいのは自分の親との関係がよくなく、あの人たちの遺伝子をつないでいくことに、恐怖を覚えるから。

でも、結婚当初は相手との間に子どもがいてもいいなと思った時期もあり、そのために貯金をしようとも思いました。そのとき、ちょうど2011年の震災を経験し、もともと持っていた子どもを持つことへの不安な気持ちに拍車がかかり、いまのこの世の中に子どもを産むことが幸せとは思えないと感じ、持たない選択をしました。

そうと決めたものの、結婚生活が長くなるにつれ、特におじさんやおばんさんから(他人)、「子はかすがい」「絶対産まないと後悔するよ」などなど言われることに、いらだちを覚えたり、迷いが生じたり……。

時おり友人や知人の子どもを見たり、instaなどで子どもと仲睦まじく写っている写真を見たりすると、「もしかしたら子どもがいてもいいのかなぁ」なんていう気持ちが湧き上がることも。結局、どっちなんだ! という感じで、「ものすごいほしい!」と思うほどの情熱や勢いはないものの、「もしかしたらいても……?」という曖昧な状態。そんな状態から、ハッと目に留まったのがコラムニストの犬山紙子さんの新刊。

 

私、子ども欲しいかもしれない。:妊娠・出産・育児の?どうしよう?をとことん考えてみました

私、子ども欲しいかもしれない。:妊娠・出産・育児の?どうしよう?をとことん考えてみました

 

 このタイトルからしてまさに「あ、なんかわかるかも……」とドンピシャ。犬山さんが妊娠や出産、育児について不安に感じていることをさまざまな人へのインタビューを重ねて、自分がその話を聞いてどう思ったかをまとめています。

インタビュー対象者は、子どもが欲しいと思っている独身者や、既婚者で子どもを持たない選択をした人、子どもがいるシングルマザー、同性愛者など、さまざま。それぞれの人がどういう思いを持って、いまの人生を捉えているか、その考えの一部に触れることができます。

なかでも私が一番心に残ったのが、すでに子育てを終えた山瀬公子さんのパート。 

「いろんな人生があって、いろんな幸せがあって、それぞれどこかでチャラになる」

この言葉を受け、犬山さんは最後にこうまとめています。

子どもって必要?

それは人それぞれだし、誰にも断言できない。

 

必要だから産むのじゃなくて、産んでから必要になることもあるし、

必要ないから産まないのじゃなくて、自分の人生を生きた結果必要なかった、ということもあるだろうな。

 結局は、ここに集約されるのだろうなと思いました。自分の人生、何を選ぼうが自分がそれをよしとできればいいんじゃないかと。たしかに、産まないと後悔すると言われることもあるけど、産まなかったから経験できることもきっとあるはず。子どもを産む産まないは、私とパートナーで考えることで、ほかの人に何かを言われて決めることではないこと。

ずーっと自分が悩んでいたモヤモヤに対して、背中を押してくれるような優しさを感じた一冊でした。

 

 

恋愛では、相手に自分以上のものを求めて選択肢が狭まりやすい

ペアーズで相手から「いいね」が来たとき、マッチングしてもいいかどうかを考える際には必ず相手のプロフィールを確認していました。

 

まず目に入るのが、写真。顔写真を登録していない人は「どういう人なのかわからない」という理由ですべて「スキップ」し、マッチング成立をしようとは思いませんでした。ほかの人がどう思うかはわからないのですが、顔写真を登録しないのはかなり不利では……。

 

そして次にチェックしたのが、最終学歴でした。私は自分が大卒なこともあり、専門学校卒よりかは、大学卒を求め、できることなら自分の大学以上がいいなと考えていました。年収はそこまで重視しませんでしたが、それでも自分と同じくらいかそれ以上というようには頭をよぎるわけで……。

 

こう考えていくと、自分はこのくらいだから、相手はこれ以上あってほしいというように、相手に求めるスペックが高くなるわけです。

 

こうした社会的属性や経済的属性が似た相手と結婚することを「同類婚」というそうですが、まさにこの状態だなと感じました。何かを妥協すればいいのだろうとは思いつつ、どれも譲れない……。データから相手を選ぶ・選ばれるときって、かなりこの考え方に影響を受けると思いました。こう考えると、学歴や収入があることは選択肢が広がる一面もあるけれど、逆に選択肢を狭める可能性もあるなと。

 

最初に男友達に「どういう男性がいいの?」と聞かれときに答えたのが、「黒髪で中世的な人」でした。でも、その友人はこれまでの私の言動などから、条件を分析。以下でしょと箇条書きで表してくれました。

 

  • 黒髪
  • 中性的
  • 中肉中背以下
  • メガネ(できれば)
  • 知識、文化レベル高め(美術館巡り一緒にできるような人)
  • お酒は飲める(方がいい)
  • 年上

 

これに対し、「まずいないわ!」と。30歳以上で上記を求めるなら、性格破綻者か、同じように離婚経験者だろうというフィードバック。別の友人からは「年上だからってなんでも優れているわけじゃないし、案外年下の方がいいかもよ」とアドバイスがあったのもあり、年上は外しました。

 

実際にペアーズで検索しても、年上はなんだかぐっとこないという状況でした(苦笑)。そしてマッチングして出会ったのは、5人中4人が年下という結果に。会ってみて思ったのは、そんなに年の差(といっても2~3歳くらい)は気にならないなということ。

 

結果、付き合うことになったのは3つ下の男性なので、やっぱり年齢の条件は外して良かったと思いました。

 

こうした自分よりも優れている人を選びたくなる心理が気になり、今読み進めているのがこちら。

 

あなたの人生の科学(上)誕生・成長・出会い (ハヤカワ文庫NF)

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恋ゴコロのすべてがわかる 早稲田の恋愛学入門

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後者の本に男性の収入と女性の見た目で釣り合いが取れるとあったのですが、なんだか納得……。

 

結局は、恋愛において私たちは自分と釣り合いの取れる相手を選ぶのだなと。それによって選択肢が狭まる可能性もあるので、数ある条件のなかから、何か一つを外すだけで選択肢が広がることを実感しました。