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いま、コレを考えています

日々の生活を本や映画と絡めて

荻窪・六次元で「金継ぎナイト」に参加してみた

購入したばかりの益子焼のマグカップが倒れて割れてしまい、直す方法がないかなぁと思って調べたら、「金継ぎ」という方法があるのを知りました。

金継ぎとは、破損した器を漆で接着し、その継ぎ目にさらに漆を塗り、金粉をまいて磨き仕上げる修理方法です。

最近では「新うるし」とよばれる合成樹脂塗料を使った方法があります。新うるしはかぶれる心配がなく、簡単に直せるのが特徴です。

荻窪のブックカフェ「六次元」で、ナカムラクニオさんによる「金継ぎナイト」が行われ、新うるしを使った器の修理方法を学びました。

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持ち手の割れてしまったカップ。綺麗に3つにパーツが割れてしまいました。

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まずはパーツをアロンアルファで接着し、マスキングテープでくっつくまで固定します。

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次に、パテでひびの部分を埋めます。写真ではぼてっとついてしまっているのですが、理想はひびに細ーく埋め込む感じ。

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はみ出たり盛り上がったりしている余分なパテを、ヤスリで削ります。ここをフラットに磨き上げるかで、新うるしを塗ったときの出来が変わるのだとか。

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新うるしを塗ります。私は完全な金色ではなく、シルバーを混ぜてもらいカップになじむような色合いにしてもらいました。新うるしにはいくつか色があり、器によって使い分けるといいようです。

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塗り終わった後。新うるしを塗るときは、定規で線を引くようにするのではなく、枝や川を描くように細く点を置きながら線にしていくと、味のある仕上がりになります。

しかし、これが難しいのです。慣れないと、だらんと線が太くなりがち。うまくいかなかったときは、乾いた後にカッターやヤスリで削り、細くすることもできます。

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作業時間は2時間弱で、修復完了。あとはきちんと乾くまで1日乾燥させます。

初めて金継ぎを体験し、感想を一言で言うと面白い!

これからは大切な器が割れたり欠けたりしても、材料をそろえれば直せるようになるので、処分ではなく修復の選択肢が生まれました。器を破損させずに大切に使うことはもちろんですが、もし次の機会があれば、自宅で挑戦してみようと思います。