いま、コレを考えています

日々の生活を本や映画と絡めて

不倫のこじれる部分をこれでもかと描いた「マッチポイント」

不倫をしていて、お互いの気持ちが盛り上がっているときは楽しさがあっても、次第に気持ちが落ち着けば、「いつ離婚してくれるの?」「私への愛は嘘なの?」と、泥沼に陥っていきます。私自身も既婚者と恋愛関係になったことがあったとき、最初は遊びのつもりだったのにどんどん気持ちが入り込んでしまい、最後には相手を憎いとさえ思うほどに……。そんな不倫の醜い部分をこれでもかと見せつけられたのが「マッチポイント」でした。

 

マッチポイント (字幕版)
 

舞台はイギリス。元プロテニスプレーヤーの主人公クリスは、上昇志向の強い野心家。ロンドンでテニスクラブのコーチを務め、大富豪家のトムを教えるように。彼らはすぐに仲良くなり、クリスはトムの家族とも付き合うようになる。そこでトムの妹のクロエと恋仲になるものの、トムの婚約者のノラに一目で恋に落ち、関係を持つことに……。しかし、ノラはトムと婚約を解消し、連絡が取れなくなってしまう。

クリスはクロエと結婚したものの、ノラのことが忘れられず、偶然再会したことがきっかけでまたしても関係を持つことに。

そんなとき、ノラはクリスの子どもを身籠もる。ノラはクリスにいつ離婚して結婚してくれるのかと迫るものの、クリスは現在の生活を捨てることはできない。結局、ノラに「愛している」などとささやいていたものの、ノラに子どもができたとたん「堕ろしてくれ」「子どもを産むなら経済援助だけする」と言い放つ。そして……。

 

男性は結局自分の家庭や仕事、生活が一番なこと、女性が愛ある言葉を信じてもそれは幻想でしかないこと。不倫における現実をまざまざと見せつけられます。

自分も経験したから思うのですが、不倫で楽しいと思える時間はほんの一瞬。それ以外は罪悪感に襲われ、まったく幸せではない。いつも追い詰められたような気分になり、心の余裕がどんどんなくなっていきます。そんな関係は早く断ち切った方がいいとわかっていても、なかなかきれないのもわかります……。

こうした感情を知ることができたのは一つの経験ですが、その精神的代償はとても大きいもの。もしいま不倫の関係にあるなら、一度この映画を見てみると、目が覚めるかもしれません。

 

サスペンスですが、ほころびが多すぎだよな〜と思いました。あとから絶対発覚するな、と。